urusukuのブログ

とりあえず、思うがままに書いてみます。

「期待」という諸刃の剣

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最近読んだ、興味深いコラムです。

なかなか同意できるところの多い記事だと思いました。

 

最近こういうクレームものがネット上で話題になることも多いですよね。

安い給料のチェーン店に勤めて、

頑張っているところでやるはずのなかった仕事を頼まれて

やってみたら注文に沿いきれてなくて怒られる、と。

 

やってられないですよね。

 

そんなこと言うならファストフードやファミレスなんかじゃなく、

何か月も前から予約しないと入れない、星のついてるようなレストランに行きなさい。

って感じですよね。

 

読んでて一番酷いなと思ったのが

「どのくらいの浅さがいいかは、『想像力』を働かせろ」

というところ。

 

エスパーでもないんだから、

『想像力』だけで初対面の人間の意向に沿うことはほぼ不可能でしょう。

答えが出ているなら、せめて事細かに要望を伝えた方が良いのではないかと思います。

 

ここまで大事になることはないのですが、

同系統のプチ事案は身の回りでもちょいちょい置きますよね。

 

なんでこんなことが起きるのか

そう考えたときに思ったのは、

『他人に対し期待しすぎ』なのではないかということ。

 

「ここまで察してくれるだろう」

「これだけならやってくれるだろう」

という期待が大きくなりすぎて、

下回った時のガッカリ感が生まれてしまうのではないでしょうか。

 

『期待』

一見すると素敵な言葉ですが

その期待が誰かを傷つけることになるかもしれません。

過度な期待は、感謝を忘れさせ、苛立ちを生みかねません。

 

等身大のその人を感じ、受け入れようとする心構えがあるだけで

日本ももう少し過ごしやすくんじゃないかと思います。

 

狭い道で体の向きを変えてくれるだけでありがたい、

料理を持ってきてくれるだけでありがたい、

水をこぼした時に『大丈夫ですか』と言ってくれるだけでありがたい、

変に期待しすぎず、相手の「サービス精神」に

ありがたみを感じられるようになりたいですね。

 

 

ちなみに、

ちょっと前に話題になった日本人の生産性の低さ、

diamond.jp

仕事が丁寧でお客さんの要望に忠実なことが

原因ではないかという説があるようです。

 

うーん......