「趣味・特技」は記入欄を分けてほしい
そう思いませんか?
個人的には全履歴書・プロフィール記入欄を
即刻、改めてほしいくらいの勢いです。
そう思う理由と、その弊害をお話しします。
理由1.「趣味」=「特技」でないことも多い
「好きこそものの上手なれ」とは言いますけど
好きだからこそ上には上がいるのを知ったり、
好きだからこそ自分の力の無さを知ることもあるじゃないですか。
その愛するが故に特技といえない気持ちが表現できないと思います。
理由2.どっちについて書いたのかわからなくなる
理由1の続きのような感じですが、
例えば「サッカー」と書いた場合に
大抵の人は
『この人はサッカーが好きで、プレーする方もそこそこやるんだろうな』
という印象を持つと思います。
「好きなだけで得意じゃないんだけどな...」というのは
実際に話せばわかりますが、それでも第一印象は拭いにくい感じがあります。
やっぱり、個々の頭の中でも
「趣味」と「特技」は無意識のうちに結びついているのです。
じゃ、それで何が弊害か。
弊害:好きなことを「好き」といいづらくなってしまう
これです。
「趣味」と「特技」が結びついてしまうということは
どちらかが欠けてしまうと、
もう一方の意義も崩れてしまう可能性を孕んでいます。
「うまくならないってことは、好きじゃないからなのかな...」
「あの漫画についてそんなに詳しくないってことは、あまり好きじゃないのかな...」
こう思ってしまうということです。
趣味というのは本来、
それぞれの人生のオアシスであり、生きる糧になるようなことのはず。
それが心の足かせになり、
その先には趣味が趣味でなくなる未来が待っているなんて...
そんな未来、嫌だ!
(突然の主人公っぽいセリフ)
自分が「好きなこと」を自信をもって発信してほしい
ま、結局、何が言いたいかというと、
そんなの気にせず、好きなものを好きと言ってほしいし
言いやすい空気をみんなで作れるといいなということなんです。
記入欄が分かれなくとも、好きなことは「好きだ」と
胸を張って言いましょう。
趣味となるボーダーラインなんて、
本人の中で自然と決まってくことですから。