「コミュニケーション」を作り上げるということ。
コミュニケーション力という言葉について、
ちょっと前から思っていたことがあります。
「コミュニケーション力」は個人に関する能力でもあるが、
実際、やり取りの上で大切なのは両者のコミュニケーション力の総和ではないかということ。
うまく伝わるか不安ですが、
図を使いながら説明してみたいと思います。
例えば、個人の持つ一般的な力が50、
やり取りが問題なく進められるようになるために必要な力が100だとします。
2人がごく一般的な力を持っていた場合、
もちろん問題なくコミュニケーションが取れます。
次に片方が口下手ながらも、
もう片方がそれを充分にカバーできるくらいの聞き上手だった場合、
こちらも会話は成立します。
そして、片方が口下手で、その相手は一般的な力の場合、
会話がうまく噛み合わなくなってしまいます。
私は最近、このように考えていて、
コミュニケーションは自分と相手で作り上げるものだと思うと
自分の発する言葉の表現や相手の話を傾聴する姿勢があれば
気持ちよく会話できるように思います。
会話の相手に対して
「察しが悪い」「言ってることがよくわからない」などと責任を押し付ける前に
そんな相手だからこそ、フォローできるような会話術を身に着けるようにしていきたいですね。
ちなみに、なぜこんなことを考えていたかというと
そこまで会話が上手でない人は人に対して「コミュ力がない」とかブーブー言うけど、
会話が上手な人ってそんな文句言わないよなぁ...と感じたことがあったからなのです。
自分のコミュニケーション力が高まれば、
人のコミュニケーションなんてどうでもよくなるのかもしれません。
私も、そんな風になりたいものです。